◆『森村泰昌 なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術』展・・・・兵庫県立美術館

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お昼間でも冷たい冷たい空気・・・この冬一番の寒さじゃないかと思うほどの (・・・と毎日思う今日この頃・・・)寒い一日でした。
今年になって 忙しくてなかなか足が向かなかった兵庫県立美術館へボランティアで行っていました。
この週末は「神戸っ子アートフェスティバル」で 神戸市のすべての幼稚園・小学校・中学校・特別支援学校のみんなの作品が展示されていて イベントも開催されていました。
たくさんの親子ずれで賑やかでした。
今 美術館で開催されている特別展は 『森村泰昌 なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術』です。


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森村泰昌は 大阪生まれで大阪を拠点に活動する芸術家です。
この写真は耳を切ったゴッホの自画像・・・・・・のように見えますが 森村泰昌がメイクをしてゴッホに扮装して自分で写真を撮る セルフポートレイトです。
衣装や小道具に非常に凝ることで有名ですが この帽子も粘土でできていて釘を刺してトゲトゲ感を出しています。
森村泰昌は マリリンモンローやビビアンリーなど女優や世界的に有名な絵画や有名人などに「なる」というユニークな手法の写真作品で国際的にも有名です。

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女性に「なる」ことが多かった森村泰昌が 今回の展覧会では男性に「なって」20世紀の歴史に登場する人物になります。
これはアインシュタイン。
4つの章に分かれていますが 今回は写真だけでなく映像作品も多くて見ごたえがあります。


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映像では 三島由紀夫の自決や  モスクワの赤の広場で演説するレーニン   独裁者ヒットラーと独裁者を演じたチャップリン (この写真はそのチャップリンに扮した森村泰昌)
  そして太平洋戦争時の硫黄島を舞台にした作品・・・これは23分と長い映像だけれど途中で席を立てませんでした。

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赤の広場で演説するレーニンの場面は 大阪の釜ヶ崎で撮影されたそうですが 労働者が主役と訴えるレーニンに虚しさを感じ・・・
そして「私は独裁者になりたくありません」というヒットラー(に扮したチャップリン・・・に扮した森村泰昌)に笑えず考え込んでしまい・・・


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最後の「海の幸・戦場の頂上の旗」・・・・・硫黄島の映像は今回の主題ですが 何が「海の幸」なんだろう…と思っていると 青木繁の「海の幸」の絵のイメージが映像の中で出てきました。
この写真 クリント・イーストウッド監督の映画「父親たちの星条旗」の元となった写真と言えばピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。

20世紀の歴史を森村泰昌が独自の解釈で表現しています。
レクイエム・・・・・過ぎ去った人物や時代への哀悼と敬意をこめつつ その姿を未来へ伝える事・・・と森村は言っています。

今、兵庫県立美術館のコレクション展(常設展)で 森村泰昌の個展『「その他」のチカラ 』を合わせて開催していますが そこで見るビビアンリーなど女性に扮した作品から 森村泰昌という芸術家を自分でイメージしていたし私は 言葉で語り映像で動く森村を見て圧倒されました。
パッションですね。
芸術家って進化していくんだな~・・・それがパッションなのかな~・・・と思った日でした。


『森村泰昌 なにものかへのレクイエムー戦場の頂上の芸術』
4月10日まで。
兵庫県立美術館

・アインシュタインやヒットラーの写真は 展示会場出口のPCからメールで携帯や家のPCに送るサービスがあるので それを使っています。




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by soleil-gardener | 2011-01-30 23:16 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)
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