◆『松谷武判の流れ』展・・・西宮大谷記念美術館


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「作品66 生命」1966年

西宮市大谷記念美術館で10日から始まった
『松谷武判の流れ』展に行ってきました。


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大谷記念美術館はR43の南 夙川のすぐ西 
阪神電車香枦園駅の南にあります。


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松谷武判(まつたにたけさだ)といえば・・・
具体美術協会・・・
1954年に画家 吉原治良が中心となって関西の若手芸術家で結成された会ですが その「具体」の一員で木工ボンドや鉛筆を使って新しい表現した画家です

『具体』の吉原のモットーは『人の真似をしない』ことでした。

なので・・
天井からつるしたロープにつかまってキャンバスの上を滑走して
そのスピード感で油絵の具を足で描いていく白髪一男や・・・

電球や蛍光灯にカラフルに色づけして電気をつけ
それをドレスにしてパホーマンスをする田中敦子など・・・

誰もしていないことを具体の画家たちはやっていきました。

ユニークで概念にとらわれない自由な表現やパフォーマンスをする集団でした。



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初日のオープ二ングトークを聞いたり映画を見たので
作品の作り方が分かってとても興味深かったんですが

松谷さんのこの作品も 
木工用ボンドをキャンバスに垂らしてドライヤーで伸ばしたり
扇風機で乾かしたりしながら 
細長いストローで膨らませて・・また乾かす・・そして形作っていくようです。
綺麗な洋ナシのように垂れ下がったフォルム 膨らみがが綺麗で
ボンドンなので透き通っています。

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松谷さんの初期の日本画時代


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1960年ごろ吉原に認められて独自の表現を発表した具体時代



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1966年 パリに留学した時ヘイタ―のアトリエで助手を務め
シルクスクリーンを学んだ版画時代



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そして巨大なキャンバスを(4Bだったか・・6Bだったか・・)の鉛筆で
塗りつぶしていく作品・・・黒の時代

・・と 松谷さんの初期から現在までの軌跡を見ることができる展覧会です。

この黒の作品を見ると 黒って一色じゃないんだと知らされます。

艶やかで凛として陰影があって強い光を放つようで・・
いろんな意味で深い作品だと思いました。


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オープニングトークの後 松谷さんのパフォーマンスもありました。
巨大な和紙・・紙・・の先にボンドを膨らませたものが付けられていますが・・

この正方形の紙はもともと白で 鉛筆で黒く塗りつぶされたものです。
下に付けられた膨らんだボンドも鉛筆で塗られています。


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その先を針で突いて墨が流れ出る・・・ポタッ・・・ポタッ・・・


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仕組みは 後ろに墨の袋が取りつけられていました。

松谷さんは「何でも聞いてくださいね」と とても気さくで優しい方でした。
こんな奇抜なユニークな作品を生み出す方のように見えなくて・・・
でもその奥には 黒い作品で見た強い光のようなものを感じました。


松谷さんは 今はフランスに住み活躍されて
国際的な賞も多く受賞されている芸術家です。

この秋 現代アートのお好きな方は是非お出かけください。
イベントもいろいろあるようです。



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大谷美術館といえばお庭が綺麗なことでも有名です。

その日本庭園を散策すると いろんな植物がよく手入れされていて
季節を感じられて気持ちがいいのです。

そしてそこには屋外の作品も数多くあります。

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岡本太郎 「午後の日」 



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山口牧生の作品が3点・・
これは作品名が分かりませんでした
黒御影石のようで彫り方や磨き方がいろいろで面白い

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「作品」
切株のようで 周りの植物とよく合って年月を感じさせます

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「いとけなきものの舟」
とぐさの中にシンプルな形の舟・・
なんだか寂しい雰囲気すら感じます。


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これは津高和一の作品 


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本永定正の作品も3点・・・
「あかからだんだん」

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「しろからだんだん」


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そして・・「くるくるグリーン」

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綺麗なお庭を奥まで行くと 楽しい作品を見つけました!



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誰の作品でしょう・・!
大きなクヌギの木の下のベンチで見つけました。

太っちょドングリの帽子が並んでいます。
お母さんと子どもが遊んでいたんでしょうか・・・
綺麗な落ち葉が小さく切って入れられていました。

これを見ると どの作品よりも楽しさが伝わってきます。
芸術作品って日常から生まれるんだ!




松谷武判の流れ
2015年10月10日~12月6日まで
西宮大谷記念美術館
休館日:水曜日
西宮市中浜町4番38号
Tel 0798-33-0164
駐車場は15台あります



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by soleil-gardener | 2015-10-12 23:30 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)
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