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バラが咲き 風が吹き渡るお庭ばかり出かけていましたが
今日は都会のビル・・上空にある美術館に行ってきました。
大阪あべのハルカス・・というと3年前に建った日本一高いビルで有名ですが
その16階にある あべのハルカス美術館で開催されている
『マティスとルオー 友情50年の物語』展を観ました。
アンリ・マティスもジョルジュ・ルオーも好きな画家ですが
二人はパリの美術学校の同級生で 生涯の友人だったそうです。
情報を交換したり お互いの創作活動を支援したり
健康を気遣ったり・・・最近になって発見された二人の手紙を展示しながら
個性豊かなそれぞれの作品を紹介しています。
マティスよりルオーの作品が多かったんですが
ルオーの「聖書の風景」や「窓辺の静物」を観ると
なんだか見入ってしまうほど 心惹かれるものがありました。
初期の作品は 暗い色調でびっくりしましたが
晩年 ルオーの絵の特徴の黒くて太い輪郭線が現れ
鮮やかな明るい色調に変わっていきます。
黒い輪郭線は 若いとき ステンドグラス職人だったので
その影響ともいわれています。
「窓辺の静物」
黒い色を主体にしているけれど
なんだか色が透明感があって鮮やかで・・いいな~・・・。
ルオーは宗教画家と言われてキリストを主題に多くの絵を描きましたが
社会の底辺に生きる人々・・・
サーカスの芸人や道化、娼婦なども多く制作しました。
二人の絵を比べるとなんだか対照的・・
ルオーは 人間の内面を描き続け
晩年は 黒い輪郭線と鮮やかな色・・・
そしてどんどん絵の具を積み重ね厚塗りになっていきます。
納得のいかない作品は決して世に出さなかった画家。
マティスは装飾的で原色・・どんどん単純化して
晩年はカットアウト・・・切り紙絵・・と言われる作品を
数多く制作しました。
どちらかというと今までマティスの方が気になる画家でしたが
今日ルオーの「窓辺の静物」などの作品を見て
う~~ん・・いいな~・・って。
二人の手紙が展示されていますが
読んでいるとお互いを思う気持ちに溢れていて
生涯友情で繋がっていたことが分かります。
今のようにメールやLINEなどなかった時代
手紙はとても貴重な存在だったんですね。
『この暗い時代にあっては なおのこと逞しく行動することが大切だ。
もし僕が 感傷癖に冒されていたら
こうして便りを書くこともできなかったろう・・・』
ちょっと心に残ったルオーからマティスのあてた手紙の一節・・・
美術館のあるフロアは16階ですが・・・
ハルカスの模型がありました。
最上階は60階 300m・・・
階段状に高くなっているのが分かります。
この16階には木々が植えられているテラスがあります。
それがここです。
上からみると木が小さく見えますが・・・
テラスに出てみると 大きな色々な種類の木がありました。
木を囲った白いベンチに 何が植えられてるのか
写真入りで紹介されています。
すごい親切!
16階からの眺め・・・
雨が降りそうで ちょっともやってるのですが 遠くまで見えますね~・・♪
でも展望台へはもっとお天気のいい日がいいということで
地上に降りることに・・・
地上を見下ろすと・・・・
車がおもちゃのように見えます。
ちょっと歩いて近くの四天王寺に行きました。
初めて・・・
聖徳太子が四天王像を安置するために建立されたのが
四天王寺なんだそうです。
この五重塔の内部に日本画家・山下摩起の壁画があると聞いて
観に来ました。
凄くダイナミックな仏画でした。
いろいろ見て回って・・・時間も忘れました。
久し振りの美術館・・・やっぱり楽しかった♪
『マティスとルオー 友情50年の物語』→★
5月28日まで開催しています。
ハルカスは天王寺駅降りてすぐにあって
アクセスがとてもいいので便利です。
夜8時まで開館しているみたいです。
グッズ売り場も広くて充実していて 楽しいものがたくさんありました。
今日の写真はスマホでした。
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