カテゴリ:★美術館の展覧会( 41 )

◆『マティスとルオー』展・・・あべのハルカス美術館

人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります

e0154682_00031302.jpg

バラが咲き 風が吹き渡るお庭ばかり出かけていましたが
今日は都会のビル・・上空にある美術館に行ってきました。

大阪あべのハルカス・・というと3年前に建った日本一高いビルで有名ですが
その16階にある あべのハルカス美術館で開催されている
『マティスとルオー 友情50年の物語』展を観ました。


e0154682_23560382.jpg


アンリ・マティスもジョルジュ・ルオーも好きな画家ですが
二人はパリの美術学校の同級生で 生涯の友人だったそうです。
情報を交換したり お互いの創作活動を支援したり
健康を気遣ったり・・・最近になって発見された二人の手紙を展示しながら
個性豊かなそれぞれの作品を紹介しています。

e0154682_00133863.jpg


マティスよりルオーの作品が多かったんですが
ルオーの「聖書の風景」や「窓辺の静物」を観ると 
なんだか見入ってしまうほど 心惹かれるものがありました。

初期の作品は 暗い色調でびっくりしましたが
晩年 ルオーの絵の特徴の黒くて太い輪郭線が現れ
鮮やかな明るい色調に変わっていきます。
黒い輪郭線は 若いとき ステンドグラス職人だったので
その影響ともいわれています。



e0154682_00250410.jpg


「窓辺の静物」

黒い色を主体にしているけれど
なんだか色が透明感があって鮮やかで・・いいな~・・・。

ルオーは宗教画家と言われてキリストを主題に多くの絵を描きましたが
社会の底辺に生きる人々・・・
サーカスの芸人や道化、娼婦なども多く制作しました。


二人の絵を比べるとなんだか対照的・・

ルオーは 人間の内面を描き続け
晩年は 黒い輪郭線と鮮やかな色・・・
そしてどんどん絵の具を積み重ね厚塗りになっていきます。
納得のいかない作品は決して世に出さなかった画家。

マティスは装飾的で原色・・どんどん単純化して
晩年はカットアウト・・・切り紙絵・・と言われる作品を
数多く制作しました。

どちらかというと今までマティスの方が気になる画家でしたが
今日ルオーの「窓辺の静物」などの作品を見て
う~~ん・・いいな~・・って。


二人の手紙が展示されていますが
読んでいるとお互いを思う気持ちに溢れていて
生涯友情で繋がっていたことが分かります。
今のようにメールやLINEなどなかった時代
手紙はとても貴重な存在だったんですね。


『この暗い時代にあっては なおのこと逞しく行動することが大切だ。
もし僕が 感傷癖に冒されていたら 
こうして便りを書くこともできなかったろう・・・』

ちょっと心に残ったルオーからマティスのあてた手紙の一節・・・




美術館のあるフロアは16階ですが・・・

e0154682_00574651.jpg


ハルカスの模型がありました。

最上階は60階 300m・・・
階段状に高くなっているのが分かります。

e0154682_00582570.jpg


この16階には木々が植えられているテラスがあります。

e0154682_00590145.jpg


それがここです。

上からみると木が小さく見えますが・・・


e0154682_01015216.jpg


テラスに出てみると 大きな色々な種類の木がありました。


e0154682_01031712.jpg


木を囲った白いベンチに 何が植えられてるのか
写真入りで紹介されています。
すごい親切!

e0154682_01053207.jpg


16階からの眺め・・・
雨が降りそうで ちょっともやってるのですが 遠くまで見えますね~・・♪

でも展望台へはもっとお天気のいい日がいいということで
地上に降りることに・・・


e0154682_01043994.jpg


地上を見下ろすと・・・・
車がおもちゃのように見えます。



e0154682_01081025.jpg


ちょっと歩いて近くの四天王寺に行きました。
初めて・・・




e0154682_01075363.jpg


 聖徳太子が四天王像を安置するために建立されたのが
四天王寺なんだそうです。

この五重塔の内部に日本画家・山下摩起の壁画があると聞いて
観に来ました。
凄くダイナミックな仏画でした。

いろいろ見て回って・・・時間も忘れました。


久し振りの美術館・・・やっぱり楽しかった♪



『マティスとルオー 友情50年の物語』→
5月28日まで開催しています。

ハルカスは天王寺駅降りてすぐにあって
アクセスがとてもいいので便利です。
夜8時まで開館しているみたいです。

e0154682_01253486.jpg


グッズ売り場も広くて充実していて 楽しいものがたくさんありました。



今日の写真はスマホでした。





いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2017-05-24 23:48 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆『新宮晋の宇宙船』・・・兵庫県立美術館「美術館の日」

人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります


e0154682_00494794.jpg
今 兵庫県立美術館では
『新宮晋の宇宙船』の特別展が開催されています。

新宮晋は現在三田市でアトリエを構えて活動されている彫刻家です。
目に見えない風や水で動く立体作品を作り
世界中にその作品が設置されている 世界的に有名なアーテイストです。


実は新宮晋が生まれて東京芸術大学へ通うまでは
我が家のすぐ近くに住まわれていたんだそうです。
なのでとても親近感が持てて(一方的に!)大好きなアーテイストの一人です。
以前 三田のアトリエに伺った時のことは→


特別展の会期中 
ボランテイアで美術館に行くたび何度も展覧会を観れて本当に嬉しくて・・・

そして 昨日は8歳になった孫のK君と観に行ってきました。

K君 描いたり作ったりすることが大好きなので
是非見せてあげたかったんです。



e0154682_00411035.jpg


館の入り口にも作品があります。
「風の門」
風を受けてゆったりと動きます。






e0154682_00415399.jpg


会場の入り口には「星の海」

黄色いカーボンファイバー・・軽い素材で作られた
中央に丸い穴が開いた四角がそれぞれの方向へフワフワと動きます。

この階段の大空間に吊るされた作品 黄色いので目立っていて
見とれていると階段を踏み外しそうになりました(笑)



e0154682_23240722.jpg
今回の展覧会の図録は こんな絵本のようになっています。
ページを開くと ・・・・

e0154682_17251485.jpg

こんな風に構想図・・・プラン図 設計図っていうんでしょうか・・・
サイズや風の動きが矢印で書かれています。
とっても面白いのです。

今回の作品は特に軽い素材・・・超軽量彫刻が中心で
わずかな風で複雑な動きをします。




e0154682_17324321.jpg

「雲の日記」

これは一番最初に展示されている作品ですが
黄色い細長いカーブを描く形が たくさん集まって
雲なのか・・・何かの装置なのか・・・記憶の形なのか・・・



展示室の壁には新宮さんの言葉が書かれています。

『雲は風にのって移動しながら その姿を無限にかえる』


e0154682_17343950.jpg


「小さな宇宙」


『空気は気圧を一定に保つために恐ろしいほどの几帳面さで移動する。
それが風だ。
風は地球上のすべての形を造形する。』



e0154682_23212710.jpg


途中 光の庭に設置された「雨に乾杯Ⅱ」は撮影OKでした。
上からシャワーの雨ように水が降り注ぐのを 金属のカップが水を受け
溜まって重くなると複雑な動きをして下を向き
水がざ~と流れます。



『雨は空からのメッセージ。
地上にさまざまな生命を生み それを育ててきた。』




e0154682_17341534.jpg


「月の舟」


e0154682_17551625.jpg


「オーロラ」


e0154682_17333425.jpg


「時の流れ」


e0154682_17331787.jpg


「小さな花」


『背が伸びるにしたがって茎は太く強くなる。
地上の変化は地下に伝えられ 根は強化される。
自然の構造計算には無駄がない』




e0154682_22380726.jpg

「小さな惑星」

この作品は圧巻でした。

アルミとステンレスで作られた 
ちょっと真ん中が膨らんだ3つが左右対称に並んでいます。
吊るされた管から水が流れて それが伝わって一番端のところまで来ると
ざ~~と たまった水が口から出るように下へ流れます。

その動きも面白いのですが
暗い部屋で作品にスポットライトが当てられているので
その細長い形の光が壁に反射して
動くたびに
光も部屋中走り回るのです。
なんと楽しいこと!

そう・・まるで宇宙の惑星!


K君は10分ぐらいじっと座って 
その走る光と
動く金属
流れる水・・・
楽しそうに 何かを期待するように見入っていました。



いくつかの展示室にはソファーがあって 
ゆっくりと動きを眺められるようになっています。


観終わってK君も「面白い~~」「凄~い」「どうなってんの・・?」の連発!


本当に楽しい・・・・・
絶妙のバランスを保ちながら 見えないわずかな風で動く・・・
水を自由に操る・・・
 この作品を生み出すエネルギーこそ凄いな・・と思いました。




e0154682_22385289.jpg

会場を出るとマケット(模型)があります。
これが・・・可愛くて・・・楽しい・。



e0154682_22240463.jpg


でも 実物の縮小版なので販売されていなくて・・・
一つでもいいから家に置きたいな・・・・


実は22日23日は兵庫県立美術館が4月に開館したことを記念して
毎年「美術館の日」としていろんなイベントが行われています。

昨日もK君と七不思議ツアーに参加したり・・・
いろんなクイズに答えてグッズをもらったり・・・
絵本の部屋があったり・・・
子どもも大人も楽しめる2日間になっています。

e0154682_22342147.jpg
七不思議ツアーで美術館のおへそ・・
と呼ばれるらせん階段を走り回っていました。
ついていけませ~ん・・・💦💦



e0154682_22295826.jpg

カフェでランチ!

「トマト 苦手・・」と言いながら食べてました。
K君はハヤシライス
私はドライカレー
最近 カフェのメニューは こんなランチパックになっています。
ちょっと量が少ないかも・・・💦



e0154682_22363035.jpg

カフェの外のテーブルでランチしましたが 気持ちいい~~♪

その時 K君見つけました!
「虹!」

雨も降ってないのにね・・・
雲のようにフワフワした虹でした。

いいお天気で楽しい展覧会でした。

子どもも楽しめる新宮晋展です。





e0154682_22291369.jpg


・・・・で 今日も友人を案内して美術館へ行っていました。
(この写真の下にあるらせん階段が美術館のおへそ・・です)

 11時から15分間  新宮晋展のスライド解説
11時30分から1時間    七不思議ツアー
ランチして・・・
13時から45分間 ボランテイアのガイドツアー
(常設展1F)
その後私と常設展2Fを見て・・・
そして・・やっと新宮晋展を観る・・・・

・・・という超ハードな一日でした。



でも 美術館で一日芸術に浸る・・・というのも
たまにはいいかも・・・です♪


新宮晋展 本当に楽しい展覧会です。
お勧めです。


『新宮晋の宇宙船』
5月7日まで開催しています。



e0154682_23043062.jpg
美術館からの帰り道 八重の遅い桜が綺麗でした。

もう春が足早に通り過ぎて 初夏の陽気でした。





いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2017-04-23 23:09 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆『井上勝彦油彩画展』・・・不思議な世界

人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります


e0154682_22412652.jpg
ちょうど2年前でした・・・
やっぱりあの日も暑いからと 梅田の阪急百貨店に涼みに(笑)行った時
素敵な作品と素敵な文章 ・・・そして素敵な画家ご夫妻に出合いました。

井上勝彦画伯の展覧会でした。

その時 気さくにお話しして下さった奥様から
先日 展覧会の案内状を送っていただきました。

井上画伯の絵は 本当に不思議な肌合いで私は引き込まれてしまうのですが
絵も描かれるアーテイストの友人 Hさんを誘って行ってきました。


e0154682_22363101.jpg


前回から2年 新作がたくさんありました。
写真ではうまく映っていませんが会場は落ち着いた雰囲気で
前回に増して井上画伯の不思議な世界が広がっていました。


一番奥 中央の作品は キャンバスに絵の具を塗り重ね・・・
でも大理石のような・・・微妙な色合いの質感
その上に裸婦が線描きされています。
まるで画面全体が女性の肌のようで なめらかだったり陰影があったり・・
その上を柔らかな円が走る・・・面白い!
周りの絵のバックが暗い色彩でまとめられている中で
この1点は印象的でした。

こげ茶の木製の額は 大工さんと一緒に絵に合わせて作られたそうです。
とても雰囲気のある作品でした。



e0154682_22400104.jpg


この「アゲハ蝶」は案内状に掲載されている作品です。

黒いアゲハ蝶を描きたいと ご夫妻で網をもって採りに行かれたそうです。
3羽ほど見つけて 大~きな籠に入れて飼ってスケッチされて・・
でもある朝 籠の中に蝶はいなくて 窓のそばに千切れた羽根が落ちていて
蝶は死んでいたそうです。
大きな羽根だから籠から出ないと思っていたけれど
蝶は少しの隙間からでも羽根を畳んで出て行こうとするんだそうです。
そんなことを知らずに 可哀想なことをしました・・・と
しんみりと画伯は語られていました。

絵の中のアゲハは ふんわりと不思議な世界を飛んでいます。


e0154682_22393384.jpg


井上画伯を紹介するコーナーが入り口にあります。
2年前 このコーナーに書かれた文章を読んで
とても勇気づけられたことを思い出しました。

・・・こんな文章でした・・・

『絵画を始める誰もがまず上手に描きたいと考えます。
そして練習を重ねてある程度描けるようになってから周りを見渡すと
世間には上手に描ける人が大勢いることに気がつきます。
そこから作家は他の作家の作品と違うオリジナリティを求めて
試行錯誤を繰り返しながら自分の作品に辿り着くのだと思います。
私がいろんな作品を拝見して感じますのもそのあたりのことで
上手に描くことと同等、もしくはそれ以上に重要なことは
作品が鑑賞者に与える迫力ではないでしょうか。
その迫力は作品のテーマや技法、表現力などに
作家の個性が盛り込まれることによって一層強くなり、
鑑賞者を魅了していくものと思われます。』



あれから2年経って 私はどれだけ成長したのだろうか・・・
自分の作品に辿り着くこともできず 試行錯誤の繰り返し・・

でも・・・
この文章を読むと 基礎力のない私でも 
いつか辿り着ける気が なぜかしてきます。
それは「迫力」というフレーズ・・・でしょうか・・



会場はお客さまも多くお忙しい中 
ご夫妻といろんなお話ができて楽しいひと時でした。 

時間も忘れて2時間ほど会場にいたでしょうか・・
そのあと友人と5Fのカフェへ。


e0154682_22460847.jpg


「ブルガリ イル・カフェ」

5Fはインターナショナルブテイック・・ブルガリのお店の隣にカフェはあります。
高級感漂う店内・・・

私は ブルガリなのでアイスチョコレート(1000円)
友人はジュース(800円)
コーヒーは900円でした。
さすがにいいお値段。
店内にもチョコレートが販売されていますが
アイスチョコドリンク・・・濃厚でカカオの香りがして美味しかったです♪

アーティストの友人に いろんな悩みも聞いてもらって
楽しくて有意義なお出かけでした。



阪急百貨店に行かれることがあったら
井上画伯の不思議な世界をご覧になってくださいね。


『井上勝彦油彩展 -存在、その美のもとへー 第5回』

8月3日~9日(火)
阪急梅田本店 7F 美術画廊



いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2016-08-04 22:21 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆『中西勝展』始まりました・・兵庫県立美術館

人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります

e0154682_23163842.jpg


今日は朝から雨・・・
庭のクリスマスローズももう満開ですが 雨でびちゃびちゃです。

これは我が家で唯一のウィッチフォードの植木鉢。
とても粗末には扱えません。
このクリスマスローズを植え替えるのもそ~~と そ~と・・
東京の友人 Sさんからのプレゼント・・・大切に使っています。



さて この雨の中 朝から兵庫県立美術館へ行っていました。

今日から始まった『中西勝展 画業と生涯を偲んで』の
開会式の招待状が届いたので 参加していました。



e0154682_22580756.jpg


兵庫県知事を迎えての開会式・・蓑(みの)館長のご挨拶です。


e0154682_23115064.jpg


中西勝から兵庫県に寄贈された50点の作品の中から17点と
美術館が所蔵する7点
それに東京国立近代美術館から貸し出された
中西勝が「安井賞」を受賞した『大地の聖母子』・・・の
25点が展示されています。

この『大地の聖母子』が見れるのが凄いですね。

e0154682_23150453.jpg


今日は大勢の人で賑わっていました。

中西勝が武蔵野美術大学時代の作品から
学徒動員で 辛い経験をした中国から復員した後の暗い色彩の作品
その後の抽象的な作品
5年に及ぶ世界一周旅行時代の作品
後半生のメルヘン溢れる作品・・・

・・と とても充実した内容です。


e0154682_23140517.jpg
以前の中西展の作品についてはこちらを→
中西勝画伯のお庭の記事はこちら→



『中西勝展 画業と生涯を偲んで』
3月19日~6月19日
兵庫県立美術館 常設1階展示場



e0154682_23053177.jpg

中西展と同時に 今日から常設展では 県美プレミアムⅠが始まり
『黒のひみつ』と題して
作品の中で黒はどんな役割を果たしているのか どんな意味を持つのか・・・
いろんな黒を楽しんで観ていきます。

私たちボランテイアの解説班は
毎週金・土・日曜日の13時から45分間 常設展のガイドツアーをしていますが
またこの解説原稿を作らないといけません。

県美は現在9000点以上の作品を所蔵していますが
それを年3回展示替えして
県美プレミアムとしてお客様にご覧いただいています。
その今年度の第1期が今日から始まりました。
e0154682_00273465.jpg


日々緊張感のない生活をしていますが
この展示替えになった時期だけは 急に「勉強しなければ!」
・・とスイッチが入ります・・・そう・・急に!!
机に座りPCに向かい・・唸りながら頭を絞りながら・・原稿を作り
45分にまとめていきます。
・・・で ずべて覚えます・・これが大変!

でも この1年に3回頭を絞る時期があることで
私の生活にも緊張と弛緩が生まれます。

そうそう・・・頑張ろう~♪






いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2016-03-19 22:56 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆『小林且典・・・静物学』展・・芦屋シューレ

人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります


e0154682_13524103.jpg

昨日 芦屋に行ったついでに親王塚にあるギャラリー『芦屋シューレ』で
『小林且典 静物学』を見てきました。



e0154682_13553280.jpg

e0154682_13532874.jpg


水差しやカップ 糸杉・・・小さなサイズのものが並んでいます。

e0154682_13535196.jpg


小さいけれど 一つ一つ存在感があります。

「手に取って見てくださいね・・」
・・と進められて 手にのせると ずっしりと重い!
鉄ではなく ブロンズだと分かります。


e0154682_14111300.jpg

磨かれたものや着色されたもの・・・


e0154682_15473264.jpg


粗削りなもの・・・素朴なもの・・・

ゆったり見ていると 時間がゆっくり流れるような暖かさがあります。

ブロンズなので これを磨くとピカピカの金色になります。
一番上の写真の金色の作品がそうです。
どの作品も裏(底)がピカピカで ネームが入っています。




兵庫県龍野市生まれの小林且典は 
東京芸大院卒業後イタリア留学中に魅せられた 
蝋で型を取る鋳造で日常生活の身近なものを表現してきた芸術家です。

以前 兵庫県立美術館でも 
注目作家紹介のチャンネル4で個展が開催されました。

木彫や 蝋型鋳造で制作したブロンズ・・また作者自身がカメラで撮った写真も
展示されていました。


e0154682_15471071.jpg


今回も 写真・・・ありました。


e0154682_15463252.jpg

作者自身で削ったレンズを使って写真を撮るそうです。
凄いですね~・・・

白い・・何とも言えない奥行き感と 
丸くて赤い・・何かの器?・・かけらのようなものに集中されて・・・
なにか じ~~と見入ってしまう写真でした。



e0154682_15025742.jpg

もちろんフィルムカメラで 印画紙もご自身で制作されるんだそうです。



e0154682_14095469.jpg


モノクロ写真で ゼラチンシルバープリントはよく聞きますが
これはプラチナプリントなんだそうです。

柔らかな光 微妙なグレーの濃淡・・・
じっと見ていると 細密画の版画のようです。

この用紙もご自身の制作です。

e0154682_15175669.jpg


e0154682_15181049.jpg


小さな空間での展示ですが 作者の凝縮されたエッセンスが感じられました。




e0154682_13550669.jpg


芦屋シューレ・・・
大きなガラスドアを押すと 非日常の素敵な空間がありました。


この小林且典展は 私が行った昨日が最終日でした。
いつも行くのが遅くて・・・ご紹介してもお役に立てないですが・・・
次回は
3月5日(土)から『山村幸則展 芦屋体操第2』が始まります。





いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2016-02-29 15:36 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆豊中市美術協会 工芸部会展

人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります

e0154682_22543123.jpg


今日は寒かった~~!
いつもならこの時期 天気予報の最低気温に敏感になって
軒下に取り込まないといけない植物に気を配っているはずが・・・
今日は最低気温 2℃だったんだ~・・と夜7時のニュースで驚く私。
バタバタしていて忘れていた自分にびっくり!

あら~~ リュウゼツランは大丈夫だった・・・でホッと・・・
霜が降りる前には必ず移動していたのです。
我が家のリュウゼツラン・・・もう抱えられないほどの大きさになったので 
春には移植しようと思っていますが あの葉先の棘・・・恐ろしい!



e0154682_23194816.jpg


今日は 12日から始まっている『豊中市美術協会 工芸部会展』に
受付当番で行ってきました。

昨年 豊中市美術展で会員推挙賞を頂いたので 私も美術協会員1年生。
初めての工芸部会展でした。


e0154682_23064537.jpg


会場入って正面に私の作品 展示されています。
一昨年 市長賞を頂いた作品です。


e0154682_23093616.jpg


工芸の部は 陶芸、彫金、木工、染色、織・・などなど
いろんなジャンルの作品があります。
・・・で 私の作品は・・・どのジャンルにも属さないので
ファブリックアートということになりました。



e0154682_23201209.jpg
一つ一つ見ていくと さすがに凄い!・・と思う作品ばかりです。
工芸って 『手仕事』・・その『技』ですね。

決して機械で量産されることのない人間の手が生み出す『表現力』・・・
伝統的な技法に 自分のエッセンスを加えて作り上げていく
その過程が素晴らしいと思います。
・・・と思って自分の作品を見ると・・・技がないので恥ずかしい・・・



e0154682_23072442.jpg


e0154682_23333882.jpg


陶芸も どんな風に作るんだろ~・・と感心してばっかりでした。

これは色粘土を6層にして作っていくんだそうです・・凄いです。




e0154682_23382690.jpg


染色の作品もたくさんあって 細やかで美しい色彩でした。



e0154682_00053278.jpg

絶妙な色のバランス・・・・

この作品の染色の先生が 今日はワークショップをされました。



e0154682_23211817.jpg

樹脂顔料を使って 思い思いのデザインでミニテーブルセンターを作りました。


e0154682_23171286.jpg


みなさん ワイワイ・・・素敵なの作られていました。



e0154682_23161552.jpg


私も1人だけ空があって参加してみました。
初めての染色・・・難しかったけれど・・楽しい~!

いろんな刺激を受けた1日でした。


工芸部会展は 17日(日)16時まで 
豊中駅近の市民ギャラリーで開催していますので
お近くに来られた時はお立ち寄りくださいね。







いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2016-01-14 23:06 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆『ルーシー・リー展』・・姫路市立美術館


人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります


e0154682_23335692.jpg
『う~~』・・と この綺麗なフォルムに唸ってしまいました。
高台が細くて不安定な感じがするほど なんだか緊張感があります。

ず~と見に行きたかった展覧会にやっと昨日行ってきました。

 姫路美術館で開催されている
『ルーシー・リー展ー調和の器・永遠の憧れー』です。



e0154682_17491586.jpg


1902年 オーストリア 
ウィーンの裕福なユダヤ人家庭に生まれたルーシーは、
陶芸家を志しさまざまな展覧会で活躍していきます。
20世紀初めのウィーンはマーラーやクリムト、エゴンシーレが活躍する
芸術の花開くころ・・そんな空気を吸ってルーシーは育ちます。

でも戦争がはじまり ナチスから逃れるためにイギリスへ亡命、 
そこで陶芸家として再スタートを切り 終生ロンドンで制作を続けました。

この写真は 80歳のころだそうです。
アトリエで制作中・・・その動画も見れましたが
品のある美しい清とした女性でした。


会場は撮影禁止なので 買った図録の写真を載せますね。


e0154682_23342030.jpg
白釉のドレッシング瓶(1950)
「O」はオイル、「V」はビネガー・・・可愛いです。
注ぎ口がほんの少しカーブがついて 胴体が緩やかなライン・・



e0154682_23345447.jpg

テイーセット(1950)

どれもシンプルで 今すぐでも食卓に馴染みそう・・・
テーブルウエア―を見ると やっぱり女性らしさに溢れています。

e0154682_23262555.jpg


これは陶製のボタンです。(1940年代)
ウイーンからイギリスへ移り住み 陶芸家として活動始めたけれど
戦争が深刻化して生活も貧しくなり始めました。
そんなころ
イギリスのファッション産業からの依頼でボタンの制作を始めます。
この経験のおかげで釉薬の知識が豊富になったそうです。


これがとっても可愛い
いろんな形 いろんな色・・見ていて飽きませんでした。

三宅一生が感銘を受けて これらから着想してデザインした・・
というエピソードでも知られているルーシー・リーのボタン!



e0154682_17462940.jpg


線文円筒花器(1968)

綺麗な形でした。
つる首の口の部分が広がって
青釉に 細い針で掻き落として細い線文様を入れています。
茶と白と青のコントラストも綺麗。

ルーシー・リーは 線文様を多く使っていますが
この細い線をどうやって掻き落とすんだろう・・・と不思議でした。
何本か針を並べた道具があるんだろうか・・と思ったりしましたが
その制作過程を映像で見ることができました。

なんとフリーハンドでした。

しかも 普通に・・・サササ~・・と!
上の花器の様に円周でも・・・
ちょっと曲がっても気にせず・・・
サササ~・・・
凄いわ!



e0154682_23412161.jpg


スパイラル文花器(1972)

2種類の土を混ぜないで 
ロクロで立ち上げながら螺旋模様を生み出していくんだそうです。
そんなことができるんだ!



こんな感じのつる首の花器がたくさん展示されていましたが
これは首のところで2分割して作って
あとで繫いでいくそうで その工程も映像で見れました。

ロクロで 胴体に首の部分をのせてくっつけていくんですが
ピッタリと同じ太さで合うんですね~・・これが!
凄いな~~




e0154682_17531357.jpg


黄釉線文鉢(1968)

凄い器・・・です。
穏やかな曲線 フォルムが宇宙的!
黄色とこげ茶のコントラストが素敵です。
微妙なカーブを付けたふちの部分に こげ茶の釉薬をかけることで
その線が浮き上がって 軽やかさと どっしりした温かさを感じます。

こげ茶の釉薬の部分を掻き落としていますが
細か~い線がクロスに入っています。
もう信じられない繊細さ!



e0154682_17510658.jpg


溶岩釉鉢(1970)

ルーシー・リーは釉薬をいろいろ研究して自分で生み出していきましたが
その特徴的なのがこの溶岩釉だそうです。

窯の中でいろんな変化が起こり 表面のデコボコが生まれます。



e0154682_17535816.jpg



緑釉鉢(1980)

ちょっと高台が高くなって たっぷりした鉢。
茶道のお茶碗のような感じです。

モスグリーンの釉薬にふちのブロンズ釉の雫が落ちそうで止まってる・・

1970年代後半には色鮮やかなグリーンやブルー
ピンクなどの釉薬を使うようになったそうです。




e0154682_00330442.jpg

ピンク線文様(1980)

私はこのピンクの器が見たかったんですが
ここでも「う~~ん!」と唸ってしまいました。

綺麗なピンク・・・ふちがブロンズ釉・・・
高台のところに細いブルーの線が入っています。
成形するときに 
土を細い金属の棒で掻き落として線模様を付けているそうです。

この器を一目見たら 女性が作ったとすぐにわかる・・・
そんな柔らかさと可愛らしさを感じます。

いいな~~♪

他にもフォルムの綺麗な鮮やかな色合いの作品がいっぱいで
見ごたえありました。


e0154682_18222410.jpg



会場の出口には ルーシー・リーと一緒に写真を撮れるスポットもありました。



e0154682_17520805.jpg


会場の姫路市立美術館はJR姫路駅から歩いて10分ほどの場所・・・
今話題の 改修で白くよみがえった姫路城のすぐそばにあります。


明治時代の赤レンガの建物で 旧陸軍の兵器庫だったそうです。
立派な建物です。



e0154682_00555543.jpg

広い芝生には10数点の屋外彫刻がありました。


e0154682_00562551.jpg

ケヤキの落ち葉が積もってフカフカ・・・
暖ったかそうに見えますが この日は風の強いめちゃ寒い日でした。


e0154682_18202561.jpg



帰り際 振り返ると美術館の後ろにお城が見えました。
美術館の屋根にのっかってるみたい・・・



e0154682_01062932.jpg



ランチは 駅近くの「柊」で穴子料理をいただきました。


e0154682_01182612.jpg

駅近でお茶したお店からもお城がくっきり見えました。
お城は姫路のシンボル!




e0154682_01031668.jpg



ルーシー・リーの図録・・・
正方形で小さめでとっても見やすいのです。

私が作陶するとき役立ってくれる・・・みたいなレベルではないのですが
見ていて心地よくなる器で溢れています。

大切な1冊になりそうです。



e0154682_01033922.jpg



憧れる器!






『ルーシー・リー展』
姫路市立美術館
12月24日まで開催しています。








いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2015-12-18 23:35 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆『松谷武判の流れ』展・・・西宮大谷記念美術館


人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります

e0154682_16375055.jpg


「作品66 生命」1966年

西宮市大谷記念美術館で10日から始まった
『松谷武判の流れ』展に行ってきました。


e0154682_16383071.jpg


大谷記念美術館はR43の南 夙川のすぐ西 
阪神電車香枦園駅の南にあります。


e0154682_16414204.jpg


松谷武判(まつたにたけさだ)といえば・・・
具体美術協会・・・
1954年に画家 吉原治良が中心となって関西の若手芸術家で結成された会ですが その「具体」の一員で木工ボンドや鉛筆を使って新しい表現した画家です

『具体』の吉原のモットーは『人の真似をしない』ことでした。

なので・・
天井からつるしたロープにつかまってキャンバスの上を滑走して
そのスピード感で油絵の具を足で描いていく白髪一男や・・・

電球や蛍光灯にカラフルに色づけして電気をつけ
それをドレスにしてパホーマンスをする田中敦子など・・・

誰もしていないことを具体の画家たちはやっていきました。

ユニークで概念にとらわれない自由な表現やパフォーマンスをする集団でした。



e0154682_16484195.jpg


初日のオープ二ングトークを聞いたり映画を見たので
作品の作り方が分かってとても興味深かったんですが

松谷さんのこの作品も 
木工用ボンドをキャンバスに垂らしてドライヤーで伸ばしたり
扇風機で乾かしたりしながら 
細長いストローで膨らませて・・また乾かす・・そして形作っていくようです。
綺麗な洋ナシのように垂れ下がったフォルム 膨らみがが綺麗で
ボンドンなので透き通っています。

e0154682_22135109.jpg

松谷さんの初期の日本画時代


e0154682_16430823.jpg


1960年ごろ吉原に認められて独自の表現を発表した具体時代



e0154682_22230012.jpg


1966年 パリに留学した時ヘイタ―のアトリエで助手を務め
シルクスクリーンを学んだ版画時代



e0154682_16492952.jpg

e0154682_16392240.jpg

そして巨大なキャンバスを(4Bだったか・・6Bだったか・・)の鉛筆で
塗りつぶしていく作品・・・黒の時代

・・と 松谷さんの初期から現在までの軌跡を見ることができる展覧会です。

この黒の作品を見ると 黒って一色じゃないんだと知らされます。

艶やかで凛として陰影があって強い光を放つようで・・
いろんな意味で深い作品だと思いました。


e0154682_22350522.jpg


オープニングトークの後 松谷さんのパフォーマンスもありました。
巨大な和紙・・紙・・の先にボンドを膨らませたものが付けられていますが・・

この正方形の紙はもともと白で 鉛筆で黒く塗りつぶされたものです。
下に付けられた膨らんだボンドも鉛筆で塗られています。


e0154682_16510659.jpg

その先を針で突いて墨が流れ出る・・・ポタッ・・・ポタッ・・・


e0154682_16511929.jpg


仕組みは 後ろに墨の袋が取りつけられていました。

松谷さんは「何でも聞いてくださいね」と とても気さくで優しい方でした。
こんな奇抜なユニークな作品を生み出す方のように見えなくて・・・
でもその奥には 黒い作品で見た強い光のようなものを感じました。


松谷さんは 今はフランスに住み活躍されて
国際的な賞も多く受賞されている芸術家です。

この秋 現代アートのお好きな方は是非お出かけください。
イベントもいろいろあるようです。



e0154682_23032117.jpg


大谷美術館といえばお庭が綺麗なことでも有名です。

その日本庭園を散策すると いろんな植物がよく手入れされていて
季節を感じられて気持ちがいいのです。

そしてそこには屋外の作品も数多くあります。

e0154682_16573332.jpg


岡本太郎 「午後の日」 



e0154682_16513780.jpg

山口牧生の作品が3点・・
これは作品名が分かりませんでした
黒御影石のようで彫り方や磨き方がいろいろで面白い

e0154682_16523020.jpg


「作品」
切株のようで 周りの植物とよく合って年月を感じさせます

e0154682_16570584.jpg


「いとけなきものの舟」
とぐさの中にシンプルな形の舟・・
なんだか寂しい雰囲気すら感じます。


e0154682_16575849.jpg


これは津高和一の作品 


e0154682_16515344.jpg


本永定正の作品も3点・・・
「あかからだんだん」

e0154682_16553488.jpg

「しろからだんだん」


e0154682_16520504.jpg


そして・・「くるくるグリーン」

e0154682_23203116.jpg

綺麗なお庭を奥まで行くと 楽しい作品を見つけました!



e0154682_16591853.jpg


誰の作品でしょう・・!
大きなクヌギの木の下のベンチで見つけました。

太っちょドングリの帽子が並んでいます。
お母さんと子どもが遊んでいたんでしょうか・・・
綺麗な落ち葉が小さく切って入れられていました。

これを見ると どの作品よりも楽しさが伝わってきます。
芸術作品って日常から生まれるんだ!




松谷武判の流れ
2015年10月10日~12月6日まで
西宮大谷記念美術館
休館日:水曜日
西宮市中浜町4番38号
Tel 0798-33-0164
駐車場は15台あります



いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2015-10-12 23:30 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆雨・・そして『泉 茂の版画紀行』展へ


人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります


e0154682_20325510.jpg



今日は朝から大雨・・・朝起きて・・ビックリです。
最近蒸し暑い日が続ていたので 晴れるものだと油断していました。

出かけていて 帰ってくるとみんなびしょ濡れでした。
 ERのバラ ラジオタイムス・・・昨日蕾だったのにすぐに開きます。
雨粒が重そうに・・・
枝垂れていました



e0154682_20330916.jpg


ダリア 黒蝶もまだまだ元気に咲いていますが
花びらにもたっぷり水分を含んで・・・
でも茎がしっかりしてるんでしょうね・・
この前の台風でも重みで折れることはありませんでした。



e0154682_20333758.jpg


ミニトマトも瑞々しくて・・なんだか美味しそう!

雨が続くと収穫時期を逃して皮がパリンと割れているのもありました。




e0154682_20342542.jpg


カンナ ダーバンの葉っぱにもいっぱいの雨粒・・・
キラキラしていて綺麗!

・・こんな時はマクロレンズがほしくなります。
・・・以前持っていたコンパクトマクロレンズが壊れて・・・ショック!




今日は朝早くから兵庫県立美術館のボランテイア活動で神戸に行っていました。
帰りに行きたいと思っていた『泉 茂の版画紀行』展に行ってきました。

e0154682_20351995.jpg



この展覧会は兵庫県立美術館の北・・・ 
阪神電車岩屋駅のすぐそばにあるBBプラザ美術館で開催されています。
小さな美術館ですが
なかなかいい展覧会をしています。



e0154682_20375985.jpg



この「青と白のストロークシリーズ」は油絵ですが
それ以外は版画で80点余りが展示されています。

この青と白の作品 いい色合いでした。



e0154682_20361389.jpg


「深夜のセロ弾き」 1954(32歳)エッチング・アクアチント

戦後関西現代美術界の中心的存在だった泉 茂(1922~1995)の
没後20年にちなんだ展覧会です。

泉 茂は大正11年大阪に生まれます。
大阪市立工芸学校図案科を卒業後大丸百貨店宣伝課で働き

戦後、瑛久らと前衛美術団体「デモクラート美術家協会」の結成に参加し
独学で版画を学びます。


e0154682_20360424.jpg

「インディアン」1956(34歳) リトグラフ


その後1959年 37歳の時ニューヨークやパリへ渡り活躍、
版画から油絵と移行して作風が変わっていきます。


「青と白のストロークシリーズ」はこのころ描かれたものです。

e0154682_21400934.jpg


書道の文字のような単純な形をダイナミックな筆使いで描かれていますが
実は紙に筆で一気に書いた後 色の濃淡から筆あとに至るまで
キャンバスに忠実に拡大して描いたんだそうです。



e0154682_21353530.jpg



帰国後は抽象的で幾何学的な作品に変化していきます。

色使いも綺麗で形も面白くて私はこのころの作品が大好きです。




e0154682_20364772.jpg


1996年に伊丹市立美術館で開催された『泉 茂展』を観ましたが
これはその時の図録です。


この時は 泉 茂の初期から晩年までの作品が展示されていて
その画業がよくわかったんですが・・・
以下はこの図録の中の作品です。

e0154682_20354137.jpg


「逃げたスペード」 1988年(66歳)アクリル

泉 茂は73歳で亡くなりますから これはもう晩年の作品です。
でも とても発想が柔らかくて綺麗な色合い・・それに形が面白い・・・
トランプの周りは 雲からイメージした形です。
その雲の形が重なるようで重ならない・・・配置と色合いがすごいですね。



e0154682_20371332.jpg



「雲形」 1994年(72歳) アクリル

これがその雲を花のような雰囲気で描いています
・・・亡くなる前年の作品です。

若々しくて軽やかで見ていて楽しくなってきます。

この2点の作品とも まず方眼紙に下絵を描いて
それを拡大してキャンバスに描き
それからアクリルで塗っていくのだそうです。

私はこの晩年の作品を見て
当時自分の作品つくりにヒントを得たことを思い出します。

なので 泉 茂・・と聞くとやっぱり観ずにはおれなくなります。





e0154682_20344523.jpg



BBプラザ美術館はBBプラザというビルの2階にありますが
全面ガラス張りでとてもきれいな建物です。
中には美味しいレストランもありましたが
残念ながら今日は定休日でした。

私は兵庫県立美術館へ行くとき 

この建物の前を大急ぎで歩いて通り過ぎるので
中は優雅なんだ・・と改めて思いました。

(何度も入ってるんですが・・)


展覧会は8月16日まで開催していますので 
近くを通られたら 是非 ガラス戸を押して入ってみてください。





BBプラザ美術館
神戸市灘区岩屋中町4-2-7 BBプラザ2F
078-802-9286
10:00~18:00
休館日:毎週月曜日
・入館料は一般300円 65歳以上の方は半額
駐車場は建物の東側に地下通車上があります。
7:00~20:00 30分100円(最大600円)




いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2015-07-22 22:14 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)

◆大きな花たち & 『中西勝展』


人気ブログランキングへ
いつも応援ありがとうございます♪
1日1回クリックしていただけると励みになります


e0154682_17204674.jpg



今年はアナベルがたくさん・・・そして大きな花が咲きました。
長く咲いてくれて・・・
今日庭で摘んできたアナベルは もうライムグリーンに変化しています。

どんな時も綺麗・・だよ!





e0154682_17272844.jpg



ホリホック シャモイスローズは
どんどん上の方に移って咲いています。

ヒラヒラ・・・バレーのチュチュみたい・・・
長い花びらがフリルのようになってるみたいに見えるけれど
細い花びらがいっぱい集まって咲いています。
ちょっと帽子みたい・・・

こんな飾りを籐のバッグに付けれたらいいのにな・・



e0154682_17193134.jpg



レースフラワーは まだ蕾ですがどんどん広がってきました。
一つ一つに小さな小さな花が集まって・・・
すごい!

私は作品つくりで
このレースフラワーをモチーフにデザインして刺繍したことを思い出しました。




e0154682_17201242.jpg



ダリア 黒蝶も外側の花びらが開いてきました。
大きいわ~~
綺麗な色!
ダイナミック!



e0154682_17194454.jpg



そしてアガパンサス
庭のあちこちでにょきっと背を伸ばして咲き出しました。

涼しげなブルー・・・
これもたくさんの花が集まって パ~~と華やか・・・


庭が賑やかになってきました。





e0154682_18415665.jpg




昨日神戸に行ったので神戸ゆかりの美術館で開催されている
『中西 勝』展に行ってきました。




e0154682_18042978.jpg



神戸ゆかりの美術館は六甲アイランドにあって
神戸ファッション美術館も併設されています。


e0154682_18423885.jpg


私が中西勝を知ったのは兵庫県立美術館が収蔵しているこの作品でした。
『日本アクロバット』(32歳)

昨年常設展に展示されて 私もボランテイアで解説しましたが
赤や白、黒やブルーなど激しい色彩で 
なんだかおどろおどろしい雰囲気の作品でした。

戦後(昭和31年)に描かれた作品で 
中央には白いボールに逆立ちして乗っているピエロのような人がいたり
空中ブランコのように飛んでいたり
下の方には人が倒れていたり 手や足だけ出ていたり
動物がいたり・・・

戦後の日本をサーカスに例えて 
アクロバットをしているように
とても危うい状態だと警告しているんでしょうか・・・
ドキッとする作品でした。



e0154682_19445750.jpg



『雨後』23歳


中西は大阪で生まれ 帝国美術学校(現武蔵野美術大学)で学びます。
20歳の時学徒動員で戦場に赴き 
2年間の中国大陸での厳しい軍隊生活を体験しました。
「悲惨な戦争体験から大きな影響を受けた・・」と語っているように
その後の画風が大きく変化していったそうです。


e0154682_19474358.jpg


『大地の聖母子』 47歳

戦後 25歳の時 神戸の中学校の美術教師に着任 
教師をしながら絵を描いていきました。

41歳の時には奥さんの運転で4年半に及ぶ世界一周の旅に出ます。
なんと20数か国を訪れたそうです。

メキシコやモロッコなどでは土俗的な文化に触れて
濃厚な色彩で力強い作品を生み出していくようになります。

帰国後 この『大地の聖母子』を制作して安井賞を受賞しました。



e0154682_19451840.jpg



『卵と老人』 51歳




e0154682_19453882.jpg


『モロッコの畫市』 55歳


e0154682_19483966.jpg



『棲まう』 56歳

落ち着いた色彩で 原始的で素朴な作品を生み出しました。


e0154682_19482529.jpg


『彩華』 67歳

そして 画風がまた変わり 華やかで軽やかになっていきます。
民族的な雰囲気なのに なぜか軽やかで色彩も明るい



e0154682_19495227.jpg

『天舞花舞』(一部) 69歳

晩年の作品ですが 明るくて夢があります。

『かみさんが庭で綺麗綺麗!・・と言うので行ってみると
花が綺麗!・・と言うんです。
・・・そう 花を(描くのを)忘れてたんですね』
・・・と中西が書いているように
画面が花でいっぱい・・・可愛らしさも感じてしまいます。

でも底に流れるのは 大地を踏みしめる人たちの生命への賛歌・・・
人間愛・・・



e0154682_19504072.jpg


この展覧会は 神戸市に50点の作品を寄贈した記念の展覧会だそうです。
なので図録がなくて残念!

以前 神戸市小磯記念美術館で開催された個展の図録から
作品の写真を撮りました。

この展覧会の会期中 5月に中西画伯は亡くなられました。

人生のいろんな転機で画風が変わっていきますが
そこにず~と感じられるのは 人びとへの温かいまなざしでした。
つねづね中西画伯は「芸術家である前にまず人間でありたい』
・・・と語っていたそうです

ず~と眺めていると心の奥に届く作品でした。


中西画伯のご冥福を心からお祈りいたします。



今回 寄贈された50点の作品が展示されていますが
初期から晩年まで中西勝の変化が見て取れる
とても見ごたえのある展覧会でした。



7月12日(日)まで
神戸ゆかりの美術館
神戸市の施設なので入場料が200円とお安いのにびっくりしました。
駐車場もあります。

別室では「神戸ゆかりの芸術家たちⅠ」と題して
25点の作品が展示されていました。
(林重義、関口俊吾、田中徳喜、角野判治郎、青木一夫、田村孝之介)








いつも見ていただいてありがとうございます。
ポチっと応援お願いします♪
人気ブログランキングへ


by soleil-gardener | 2015-06-22 18:06 | ★美術館の展覧会 | Comments(2)