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2009年 09月 25日 ( 1 )

★『ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画ー』・・・京都市立美術館

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今日は30℃を超す暑い京都へ行ってきました。
『ルーブル美術館展―17世紀ヨーロッパ絵画ー』を観たいと思いながら 最終日の3日前になってしまいました。だから 混んでいて入場制限で並ぶのは嫌だな~・・・と思いつつ 10時過ぎの到着でしたが並ばずに入れました。帰る時には やはり長蛇の列ができていました。

フェルメール ベラスケス ルーベンス レンブラント・・・・・巨匠たちの作品などおよそ70点が展示された ずっしり詰まった展覧会でした。

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フェルメールの作品の中でも多分一番小さい作品 「レースを編む女」はホント~に小さくて 20cm四方ほどの大きさでした。 細密に描かれている部分はとても肉眼では見れない感じでした。 フェルメールの娘がモデルという説もあって 可愛いのですが 私は背景に何も描かれていないのが気になって・・・・・・見る者も描かれている女性と同じように レースを編む手元に視線を集中させようとしているのでしょうね。
それにしてもすごく凝った額でした。




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ベラスケスの「王女マルガリータの肖像」は 以前兵庫県立美術館の展覧会で観た作品より 少し成長したマルガリータと出会えてなぜか嬉しくて にっこりしてしまいました。
スペインの王女マルガリータは 幼い頃から 政略結婚でオーストリアへ嫁ぐことが決められていました。ですから ベラスケスが王女の成長の記録として描かれた何枚もの肖像画は スペインのハプスブルグ家からオーストリアのハプスブルグ家へ送られていました。当時スペインで流行った黒いレースのドレスを着ています。
マルガリータは22歳の若さで亡くなるので この愛らしさがいとしい感じがします。




e0154682_23253272.jpgルーベンスの「ユノに欺かれるイクシオン」の迫力は圧巻でした。
左の男性 イクシオンが主題の 神話の大作で 絵の中に登場する孔雀や天使や雲などに込められた寓意を読み解いていくと面白いですが 中尾彬の声による音声解説ガイドを聴いてよくわかりました。
いつも思うのは このルーベンスの肉体の表現・・・・・肌の色や質感、筋肉、躍動感・・・・の素晴らしさ。
すごいですね。



e0154682_0161266.jpg私が思わず見入ってしまった絵の一つが このラ・トゥールの「大工ヨセフ」でした。
幼いキリストが持つ1本のろうそく。その炎に照らし出されるキリストの横顔と養父ヨセフ。これだけで何か二人の精神的な繋がりが感じられます。
たった1本のろうそくで表現される明と暗。温かなろうそくの光なのに 作品から感じられる緊張感。
よくわからないけれど すごいな~・・・とただただ見入ってしまいました。
ろうそくの光がキリストの手から透けている表現など感動しっぱなし。素晴らしい光の表現に レンブラントのお弟子さんかと思うほどでしたが ラ・トゥールは12歳も年上で オランダとフランス・・・・と離れていたので関係ないんでしょうね・・・。



e0154682_0164544.jpg展示されている作品の中で多分一番小さな作品だったと思いますが アドリアーン・コールテの『5つの貝殻』も もう一度見たいと思った作品でした。
石の台(机)の上に置かれた形も大きさも色も違う5つの貝殻。 当時カリブ海から輸入されたとても貴重なものでした。 このころはオランダの東インド会社が設立されるなどして 中国やアジアなどからの輸入が盛んになり人々の生活も変化し 画家たちが描くものも変わってきました。富裕層が家に飾る大きさの絵を そして珍しいもの 高価なもの 美しいもの・・・・・と描く絵も変わってきました。そこで競われたのが 絵を細密に描く事でした。
この貝殻の表現はすごいのです。まるでそこに置かれているように見えるほど 貝の固さ 質感 色合い ・・・・とても細密に描かれています。オレンジの貝など透きとおっているようです。
石の机(しかも亀裂まで入っている・・)から貝殻まですべて固くて冷たいものばかり描かれているのに なぜか曲線の柔らかい表現が波に漂う様子を連想させて目が釘づけになりました。
300年以上も前に描かれたものとは思えないほど現代的でした。

すごい大作揃いで観終わると疲れました。ルーブル美術館に行った時はあまりゆっくりできなくてよく見れなかったのですが 今回は17世紀に絞って展示されていたので見やすかったかもしれません。
・・・・でも、大勢の人で大混雑。すごい人気です。
館の整理の方の「立ち止まらないで下さ~い」という叫び声はなんとかならないかと思ったりしましたが・・・・。
やっぱり行くのは 会期の中頃 そして開館すぐか閉館前か・・・・でしょうね。
美術館を後にした時 もう1時・・・おなかすいた~!!


会期は9月27日までです。
by soleil-gardener | 2009-09-25 01:50 | ★美術館の展覧会 | Comments(0)